先端的植物機能制御研究により様々な社会課題を解決
環境問題、エネルギー問題、食糧問題といった地球規模での社会課題の解決のために、また、農作物や植物由来原料の高機能化などによる健康で豊かな生活の実現のために、植物が本来持っている機能の有効利用に対する期待が高まっています。このような植物機能の制御メカニズムを解明し、有効に利用するための技術開発と実用化が、私たちのミッションです。
ほぼすべての植物機能は、それぞれに特徴的な遺伝子群の発現を介して調節されています。そのため、遺伝子発現のオン・オフを直接的にかつ統括的に調節するはたらきを持つ「転写因子」が、植物機能の制御において中心的な役割を担っています。私たちは、転写因子研究の基盤整備や解析技術の改良を進め、有用な転写因子およびその他遺伝子の機能解明や利用技術開発を進めています。さらに、これまでの研究で培った知見と技術を活かし、民間企業や他機関と連携することで、多面的な角度からの植物機能制御に関する研究開発を進め、研究成果を社会実装につなげることを目指しています。
トピックス
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2023-11-30
- 研究成果・プレスリリース
特徴的な配列を認識してゲノムを切断!-動物・植物においてゲノム編集を高効率に実現する新しいツール-- 植物機能制御研究グループ
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2023-09-27
- 研究成果・プレスリリース
植物における新しいゲノム編集技術の開発に成功 - 針状結晶「ウイスカー」を用いた新しい分子導入技術でゲノム編集作物のより効率的な作製を可能に -- 植物機能制御研究グループ
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2023-04-01
- 人事・異動
新メンバーが加わりました- 植物機能制御研究グループ
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2023-03-31
- 研究成果・プレスリリース
プレス発表(論文発表): マメ科植物の葉が動くしくみに迫る~ダーウィンらが注目した植物の運動力の謎解明へ~- 植物機能制御研究グループ