植物・微生物の新規な相互作用や新機能に関する研究

テーマ

内閣府が策定したバイオ戦略における基盤的施策のひとつとして、「バイオ生産システム、工業・食料生産関連(生物機能を利用した生産)」が掲げられています。さらに、国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)においても「持続可能な農業の促進」が掲げられており、化学農薬や化学肥料の使用量の削減に向けた研究開発が世界中で求められています。我々は、植物病害を抑制する機能を有する有用微生物、いわゆる「バイオコントロールエージェント:BCA」に着目し、従来の培養法による探索や植物体を用いた栽培実験に菌叢解析やゲノム解析といった生命情報科学アプローチを取り入れ、BCAを利活用した環境調和型の生物的防除技術を創出することでその実現を目指しています。