効率的な物質生産を指向した構造規制電極触媒の開発

テーマ

有用物質の生産において、酵素反応を利用することは特異性や環境負荷などの点で優位ですが、産業上有用な酵素反応の中には複雑・高価な電子共役系を要する酸化還元反応もあり実用への課題となっています。一方、電気化学法は電子移動反応の制御・計測に好適であり、再生可能エネルギーを利用可能で安価なシステムを構築可能です。そこで、持続可能な物質生産技術を目指し、電極を利用して電気化学的に酵素反応を制御する技術開発を行っています。医薬品などの有用物質生産の効率化や難合成化合物・新奇化合物の合成に役立たせたいと考えています。

これまでに、電極界面のナノレベルでの幾何学構造やその界面原子配列が、電気化学的な酵素反応制御に重要であることを明らかにし、その詳細を研究しています。また、非酵素反応系の物質変換反応(二酸化炭素還元や水素生成反応など)の効率化を目指して、構造制御された電極触媒の開発も行っています。