研究のコンセプト

動植物と比較して、微生物は驚くほどに多様なエネルギー代謝系を有しています。微生物からは近年でも新たなエネルギー代謝系が続々と発見されています。私たちは微生物の無限ともいえるエネルギー代謝の多様性に着目し、新規代謝系の発見、分子機構の解明、および人為的制御や応用利用を目指した研究開発を行っています。
近年は特に、「微生物を利用したCO₂資源化」、「嫌気廃水処理・バイオガス化」、「意外なところではたらく微生物」の3項目、およびその基盤となる技術として「新規微生物単離手法の開発」を主要な研究対象とし、未知なる微生物代謝の発見とその有効活用を見据え日々研究に取り組んでいます。

研究内容

進行中の研究テーマ

１．微生物を利用したCO₂資源化

２．メタン生成微生物群の生理・生態

３．電気による微生物共生

４．伝統的藍染め発酵に関わる微生物

５．新規微生物単離手法の開発

これまでの研究

６．電気をつくる微生物（微生物発電）

７．電気をたべる微生物（鉄の腐食）

８．レアアースを利用する微生物

９．セシウム蓄積微生物の創出

１０．根圏微生物の体内時計